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Channel: 慶応義塾大学公認学生団体 模型クラブBLOG
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10式戦車 完成

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こんにちは。佐川耀菜です。今日はストライクウィッチーズの話をします。

そういえば、さる8月12日に関東学生模型連合、通称かんもれんの合同展示会がありました。ぼくは三作品出しましたが、周りがたくさんうまかったのでおうちに帰って泣きました。後日改めてイベント記事が書かれたり書かれなかったりするかもしれません。そうです。今回はかんもれん前に書きそびれた10式戦車等の話をします。

車体側面用の増加装甲です。全体的に大味なので1/48の戦車にはあまり似合わず反省しました。

RWS、いわゆる遠隔砲塔です。M2重機関銃をキットから流用し、架台はスクラッチしました。カメラのひさしはサンドペーパーです。煙幕撃つ奴はのちにキット流用に改めました。

OVM群です。砲塔側面には真鍮線でラックを追加しました。戦闘背嚢風の縦型のリュックサックは48装備品セットを組み合わせて作りました。背嚢、乗員の塗装は陸自砂漠迷彩をイメージしましたがあまりうまく行きませんでした。

塗装とウェザリングを終えた10式とフリーガーハマーです。M1エイブラムスみたいな例の黄色にしたかったのですが、カラーモジュレーション的なアレがバグってオリーブドラブみたいになりました。つらい。しかも実は塗装中にキューポラハッチと車長用サイトをなくしています。つらい。

 

さて、この戦車ですが、正式な作品名を「一〇式戦車(扶桑皇国陸軍 海兵隊第八戦車連隊 対ネ装備)」と言います。我が日本国陸上自衛隊のそれではなく、架空世界架空国家の兵器です。今日はストライクウィッチーズの話をしますと言いましたね?今からします。ただし、二次創作なので、その点はご容赦ください。

側面の増加装甲ですが、これは高次元運動放散装甲といいます。内部には17次元的な「メビウスの輪」「クラインの壺」のような向き付け不可能な高次元構造体の”アンカー”が封入されており、飛翔体が直撃すると外殻を貫通、構造体に接触し、数千プランク時間の間に運動エネルギーが無限循環しその間に高次元にエネルギーが”揮発”していくという特徴を持っています。これは、陸戦ネウロイが00年代以降放つようになった低伸弾道加速徹甲弾(APLBA)を防御するために開発されたもので、マッハ32で突入してくる弾体によって乗員が即死しないようにするためのものです。一度被弾すると再利用は不可能です。視覚的には、直撃と共に青い光が渦巻いているように見えます。基本的にはウィッチのシールドの特性を生かしたものだと説明されますが、きわめて高い機密性を持つためによくわかっていません。装備している車両も海兵隊の一部の遠征部隊の戦車、歩兵戦闘車、水陸両用車のみで、価格も高価だと言われていますが、扶桑軍令部直属の特殊作戦センターの機密予算で購入されているため、国会の追求を免れている状態です。

RWSは瘴気などのNBC対策として、乗員を曝露することを避けるために装備されます。また、それ以外にも、全体の塗装は15層に及ぶ対光学兵器蒸散塗装が施されています。こう言った装備は、10年代以降、国連軍所属の戦車の標準装備となっていきます。

これは遠征部隊に共通の仕様ですが、砲身が50口径に延長されています。これによって射程距離が向上し、開けた戦闘状況にも柔軟に対応することが可能です。他にも、熱帯地で運用するための小改修が様々な点において実行されており、現在もアップデートされ続けています。また、第八戦車連隊は対ネウロイ用の魔法フラグメント弾を装填しています。これは、物理ダメージからの再生を阻害するための魔法力が充填された水銀アルミニウム合金”アマルガム”製のチャフが封入された特殊な徹甲榴弾ですが、効果は疑問視されています。

総合的に見れば、対ネウロイ戦闘を視野に入れた新世代の戦車であり、あらゆる最新装備が投入された意欲的なAFVと言えるでしょう。現代と大戦時では大きく戦闘ドクトリンが異なってきており、ウィッチを待たずしても通常兵器によって積極的にネウロイを撃破することが視野に入ってきた時代とも言えます。海兵隊は重量過多の九〇式戦車の配備を避けていたので、装備がオプション化されたことによって戦略戦術機動性が向上した一〇式を導入できたことも利点です。また、この技術をフィードバックすることで、海兵隊の七四式戦車はブロック3まで近代化されています。

10式戦車については以上です。

ガンプラについては次回の内容に回したいと思います。佐川耀菜でした。


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