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Channel: 慶応義塾大学公認学生団体 模型クラブBLOG
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フルメタル・パニックのジオラマ(かんもれんのご報告)

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 え~こんにちは、泉野明です。だんだんと残暑に近づいてきた今夏、卒論も大詰めでしんどい顔になっている今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 そういえば。

 さる8月31日、関東学生模型連合合同展示会、通称かんもれんが開催され、無事閉会しました。

 わたくし佐川耀菜は、三つジオラマを持って行ったのですが、Ⅳ号ジオラマの「ENTER²(into a)MISSION!!」がコンペ金賞、島風の「老兵は死せず~(去年の三田祭の奴です)」がコンペ銀賞、「そうあれかし/破邪の銀剣」(フルメタのジオラマ)がジオラマ銀賞をいただくことが出来ました。正直結構粗も多くて納得できるものではなかったんですが、自分の世界観を表現しようとする努力に一定の評価をいただけたことは素直に嬉しいです。

 というわけで。

 今回はかんもれんに持って行ったフルメタのジオラマの話をしようと思います。

 ずいぶん前にRk-92を買った時に計画していましたが、今回完成させることが出来ました。

 まずキムワイプの上でM9とサベージをねっとり絡ませて、だいたいの階段の幅を割り出します。そうしたら斜めにした板にウェーブの三角棒②(30度のやつ)を張り付けて、階段を作ります。奥と手前で幅を変えて、スケール感の違いを演出します。

 上から見るとこんな感じ。前後幅を極端に詰めて圧縮効果を狙っています。

 建物はこんな感じ。ほぼぶっつけ本番ですが、ちょっとスケール感間違えたかも…

 電信柱も作りました。こう、いい感じに(説明がめんどくさい)

光ファイバーとLEDで火花表現。光硬化樹脂を接着に用いています。サベージは胴体内部がでかいので色々仕込みやすいですね。

ミニアートのワインボトルセットの木箱。クソめんどくさいですがコツを掴むと早いです(もう忘れた)

とりあえず組み上げたのがこんな感じ。室外機はジルプラのものです。兵隊はボックスの現用米軍系で、バイクはアメリカMPセットのもの。GAZ-67は中古屋で見つけました。

ここから色々足していきます。まずはペルシア語の新聞、レーション箱と空き缶。瓶。窓に真鍮線の枠。

建物やシャッターに弾痕。バイクは転倒したようにブレーキ跡と、荷台から投げ出された箱と割れた瓶。転がってる死体はアメリカ現用歩兵セット+ドラゴンのAKセットです。GAZが奥から走ってきたようにタイヤ跡をつけています。

ダクトはプラ板やサンドペーパーで造形。これもスケール感の違いを意識しています。絨毯は普通紙に印刷、ウェザリングカラーでフィルタリング。雨どい的なのは3mm棒、カーブはランナーを転用して、金具はサンドペーパーで作っています。

 背景はスチレンボードに写真、上面はアクリルボードにクリアオレンジで、光学的に夕焼けっぽい色でフィルタリングをしています。

 当初の予定とは少し違う形になりましたが、比較的コンパクトにやりたいことをまとめられたかなと思います。異スケものとしては二つ目ですが、車と違ってロボは建物で強制的にスケール感を剥がさないと難しいですね。初挑戦の電飾もうまくいってよかったです。テレビアンテナ、電柱、雨どいあたりのスクラッチ小物がメーカー小物と比べて浮いたかなという感じはあります。ダクトはうまく行った。建物の設計とスケール感はもっと計算したほうがいいですね……ちなみに奥側がさみしかったので、門を作っています。多分まだ書いてないことがあるので三田祭に来てくださればしゃべりまくります。もうバリバリね。

 ちょっと精度はよくないですが全体的にはかっこよくなったのでよしとします。これからも回数重ねてジオラマの解像度をあげていければいいかなと思います。

 もう卒業なんですけどね。

 卒業!?!?!??!?!?!??!?!?!??!??!?!??!??!?!(発狂)




さがわ はるな


 

 

 


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